ディスクへの入れ墨ってのは
こーゆーものさ



リッチな小ネタって難しいかも

最近こっちの小ネタの方が寂しいということで約1ヶ月ぶりにネタを追加してみます. いゃ実は「気にはなるけど,知ったからといって何の役にも立たない」ネタというのは いろいろありそうで案外見つけるのが難しいということに最近気づきましたよ…. 単に豆知識的なお話ならいろいろありますが,例えば

当研究所にはちょっとかわったダイレクトメールが届くことがあります. 一見すると普通の商品カタログなのですが,毎回毎回決まって最後から2ページ目に 何の宣伝なのか不明なイラストが描かれています. 今までは何となく眺めていただけでしたが,最近になってこれが何を意味しているのか ようやく判明したのです.
じつはこのイラストは3Dステレオグラムになっていて,よーく眺めてみると… なんとその回の目玉商品をネタにした ひじょーにくだらないオヤジギャグが浮かんで見えたのです. まさかと思って過去のイラストも見返してみると,案の定でした….(--;
どうやらこの広告を制作している担当者の趣味らしいのですが…, もうちょっとマシなギャグは言えないのでしょうか.
なーんて話があったとしても『当研究所に届くダイレクトメール』じゃ, あまりにも内輪ネタすぎて多くの人が気になるような話にはなり得ないですし…. 逆にそのダイレクトメールが全国的に有名なものだったとしても,イラストに 隠された内容が 『伊東家の食卓』 的に役立つ豆知識だったら本当に役立っちゃうネタであって, しょーもない話を集めているこのお部屋の主旨とはかけ離れてしまいますので….



DiscT@2はDiscT@2以前に実現済

そういえば,YAMAHAが開発したCD-Rに絵の描ける "DiscT@2" という技術がありますが, そんな技術は我研究所でとっくに実現済でした. そのことを思い出したのでこれをリッチな小ネタ4として記すことにします. 「絵が描けるならばそれなりに役立つネタなんじゃないのか?」 とご指摘されると私としても非常につらいのですが,まぁご覧下さい.

リッチなDiscタトゥ〜

特長

まずは当研究所が開発した「リッチなDiscタトゥ〜」の特長を述べておきましょう.

どうですか? 「絵は描いてみたいがそれだけのためにいちいちドライブなんぞ買い足しておれん!」とか「そんなお金ないです…」という方にも安心お勧めできるのです.そして何より,2番目に挙げた特長「DVD±Rにもできる」をマネできる製品というものは今のところありません! まさに「DVD±Rに描きたかったこの方法でやれ!」って感じです.
また当研究所のこの方法は,ディスクに対して瞬間的な強い刺激を与えることになるのでDiscT@2以上にタトゥーなタトゥーなのです.

方法

それでは.リッチなDiscタトゥ〜を行う方法を説明しましょう.といってもそんなに詳しく説明しなければならないほど複雑なわけではありませんが,説明をしながら加工中のディスクの写真をお見せすることにします.

0.準備

使用済CD-R
使用済ディスク
まずは下記のものを用意しましょう.

まずは使用済CD-Rが無くては話になりませんね.いゃDVD±RでもOKです.CD-Rは使用済のものとなっていますがそうでなくてももちろん可です.(そー言えば昔,ヤフオクで使用済CD-Rとか売ってましたね.アヤしすぎる!!! 一体何が書き込まれていたんだか…)
中間の4つは,いかにも工作っぽくていいですね.

1.絵を描く

まずは用意した紙に,CD-Rへ複写するための絵を描きます.用意するもの一覧に 『書くもの』としましたが,プリンタで描いてもいいですよ.だだし, 1つだけ条件があります. 外部から隔たれた領域のある絵は不可です. どういう意味かというと,"×"はいいですが"○"はダメです."○"の場合は線の 内側の領域が線の外側の領域と完全に分かれてしまっていますね.この先の作業で この絵を切り抜く必要があるので,このような図形だと 内側の領域が紙から切り落とされてしまうために,これではダメなのです. 同様の理由で,A,B,D,O,P,Q,Rなどの文字もダメです.これらの文字を 絵に含めたい場合は,映画の字幕文字やミリタリー風なフォントで 描いてください.
それからこれは条件ではありませんが,あまり緻密な絵は描かない方が いいです.緻密すぎると次の作業が大変ですし,また本方式ではあまり解像度の 高い画像が得られないからです. そういった意味ではDiscT2@に劣りますが,あっちは後発なので優れていて当然ですから気にしてはいけません.

2.切り抜く

先程条件をつけたのは,ここで絵を切り抜く必要があるからなのです.大まかな部分はハサミで,細かな部分はカッターナイフで切っていくのがおすすめです.図画・工作の時間を思い出して丁寧に切りましょう.
ノッポさんのノリでかろやかに切っていってもいいのですが,慣れていないと大抵の場合は切ってはいけないところまで切ってしまいますので気をつけましょう.
「うまく切れたかしら….あらちょっとゴンタくん? 邪魔しちゃだめじゃなーい.」(←つかせのりこ風)

3.ディスクに貼る

こんなふうに貼りましょう
こんな感じで貼ります
先程の切り抜いた紙をセロハンテープでディスクに貼ります.貼るというよりは,とめる程度にしてください.紙の端にちょっとだけ貼ります.だいたい右写真のような感じで貼りましょう.このようにしておくと「今の光でうまく絵が描けたかな?」と不安な時に,紙をめくって描かれ具合を確認することができます.
ここで注意ですが,くれぐれもフラッシュを当てる部分に貼らないで下さい.光の透過率が下がって感光しにくくなりますし,何よりフラッシュの強い光によってセロハンテープや粘着剤がディスク表面にくっついて剥がれなくなる可能性があります.

4.フラッシュ照射!

なんでリッチなディスクタトゥ〜がDiscT@2以上にタトゥーかって,これがあるからに他なりません.最後にカメラの電源をONにしてフラッシュをチャージし,フラッシュを貼り付けた紙の上に密着させて,次の呪文を唱えながら(これは任意)シャッターを押します.

5 + 4 + 2 + 7 + 12 + 18 - 46 は?
あ,中にフィルム(またはデジカメならメモリカード)を入れたままだと無駄に写真が撮れてしまってもったいないのでそれらは抜いておきましょう.それから,密着の度合いが甘くてしっかり感光しなかったり,あるいはフラッシュの面積が紙を覆うのに不十分な場合は繰り返し照射しましょう.時々紙をめくって描け具合を確認しながらやるとよいです.
くれぐれも注意ですが,フラッシュをセロハンテープの上から照射しないで下さい.焼きミスの原因になります.Burn then Uncongeal or ReactioN Proof (焼けてしまって溶けたり化学反応する現象に耐えうる)テープを用いている場合は大丈夫だと思いますが,現在のところこのようなテープは販売されていません.(なんじゃそれ!)

できあがり

クリックしてください
できあがり
(クリックすればもっとよく見える)
このようにしてできたディスクが右の写真です.わかりにくいですか? 写真をクリックすればさらによくわかりますよ.ほらっ,データ記録済の領域にまでしっかりと「リッチ」の文字が….
え,記録済領域にまで描いて何の意味があるのかって? よくぞ聞いてくれました.CDには強力なエラー訂正機能があるので少しぐらい読めない領域ができても問題無く読めるのです.よく「CDを焼いてみたら実はホコリがくっついていてその部分だけ焼けて無かった….でもデータは問題無く読めた.」ということがありますよね.それもその強力なエラー訂正機能のおかげなのです.実際このリッチなディスクはどうだったかというと…,読めました…が,読み込むのに苦労しているせいかやたら時間がかかるようになったし,ドライブによっては読めませんでした.(だめぢゃん ;_;)

ま…そんな感じで,これぞホントのディスクタトゥーだというしょーもない話でした….






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