前のページへ

メール見積


Tech. Tips

そのほかのちょっとしたテクニックやFAQをご紹介します

ちびPCUだけのテクニックではない物も含まれてますが、参考にしていただければ幸いです。

(本項に関する質問等にはお答えしかねます。また責も負いかねますのでご了承下さい)

1台のHDDに4つのOSを共存させる方法

1)最初にWindows2000をインストールします
   ・この時領域は4096MBにします。またFATでフォーマットします
     (FATでフォーマットするのはRedHatLinuxがデフォルトではNTFSを認識できないためです。
      後述するbootsect.lnxファイルを別の方法でコピーできれば最初からNTFSでも大丈夫です。
      すべてのインストールが終わったらお好みに応じてNTFS変換を行ってください。
      "convert c: /fs:ntfs")
   ・インストールが完了したら、ディスクの管理でプライマリパーティションで新規に4096MB確保します
     (ここで次のXP用の領域を確保するのはXPのインストーラでの領域確保では拡張領域に
      なってしまうからです)
2)次にWindowsXPをインストールします
   ・先ほど確保した領域にインストールします
3)FreeBSDをインストールします
  ・fdiskでは、FreeBSDの領域を4096MB確保します
  ・ブートマネージャはNONEにします
  ・インストールが完了したらインストーラーを終了する前に Alt + F4を押してコンソールを表示し、
   次の操作を行います
      # mkdir /mnt2
      # mount -t msdos /dev/ad0s1 /mnt2
      # dd if=/dev/ad0s3 /mnt2/freebsd.mbr bs=512 count=1
      # umount /mnt2
  ・Alt + F1を押してインストーラを終了し、再起動します。再起動すると、FreeBSDが
   立ち上がりますので次の操作を行います。
      # /stand/sysinstall
      ・インストーラが起動したら、Configure → Fdisk とし、 ad0s1 の領域で "s"を押して
       ブータブルにセットします。次に "w"を押して変更を書き込みます。この時もブート
       マネージャーはNONEにします。
      ・完了したらインストーラを終了して再起動します
  *OSインストールのページで紹介している方法ではHDDの先頭のmbrを書き換えますので
   OSの共存がうまくできません。boot.flpをインストールする場所をCFなどにして
   FreeBSDをインストールしてください
4)次のブート時はWindows2000またはXPを起動し次の設定を行います
  ・ファイル名を指定して実行で notepad c:\boot.ini として次のように編集します
     [boot loader]
     timeout=30
     default=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINNT
     [operating systems]
     multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINNT="Microsoft Windows 2000 Professional" /fastdetect
     multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2)\WINDOWS="Microsoft Windows XP Professional" /fastdetect
     c:\freebsd.mbr="FreeBSD"
5)RedHat Linuxをインストールします
  ・ブートローダー設定で、/dev/hda5ブートパーティション最初のセクタを選択します
  ・インストールが完了して「おめでとうございます」と表示されたらCtrl + Alt + F2を押して
   コンソールを表示し、次の操作をします
      # cd /mnt/sysimage
      # chroot /mnt/sysimage
      # mount /dev/hda1 /mnt
      # dd if=/dev/hda5 of=/mnt/linux.mbr bs=512 count=1
      # umount /mnt
      # exit
  ・完了したらCtrl + Alt + F7 を押してインストール画面でインストールを終了します
6)次のブート時はWindows2000またはXPを起動し次の設定を行います
  ・ファイル名を指定して実行で notepad c:\boot.ini として次のように編集します
     [boot loader]
     timeout=30
     default=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINNT
     [operating systems]
     multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINNT="Microsoft Windows 2000 Professional" /fastdetect
     multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2)\WINDOWS="Microsoft Windows XP Professional" /fastdetect
     c:\freebsd.mbr="FreeBSD"
     c:\linux.mbr="RedHat Linux"
*)上記の方法でメニュー画面で各OSを起動することができます

XFree86 の再コンパイル方法(FreeBSD)

1)ftp.xfree86.org (またはミラーサイト)から sourceを入手します
  ・4.2.0のsourceと4.2.0-4.2.1の差分を入手します。また、セキュリティpatch等もついでに入手しておいた方がいいでしょう。
  ・下記のように展開します
    # tar zxvf x420src-*.tgz
    # gzip -d 4.2.0-4.2.1.diff.gz
    # cd xc
    # patch < ../4.2.0-4.2.1.diff
    # patch < その他のパッチ
2)ftp.probo.comからsavageのドライバソースを入手します(www..probo.com/timr/savage40.html)
    # tar zxvf  savage-1.1.26t.tgz
    # cp savage programs/Xserver/hw/xfree86/drivers
3)XFree86をコンパイル、インストールします
    # make World
    # make install
  ・またはdriverのみコンパイルインストールするときは下記のようにします
    # cd programs/Xserver/hw/xfree86/drivers/savage
    # make
    # make install
*)上記にて新しいXを使用することができます

FreeBSDで IO DATA CDRW-iU32B/iU40を認識させる方法(5.0-RELEASE)

・umass.cのソースを全部読んだわけではないので対処療法ですが、下記のようにすれば使えるようになります(書き込みができるかは確認していません)

1)下記ソースを変更します
  ・/sys/dev/usb/umass.c #373行目付近
     { USB_VENDOR_YANO, USB_PRODUCT_YANO_U640MO, RID_WILDCARD,
       UMASS_PROTO_ATAPI | UMASS_PROTO_CBI_I,
       FORCE_SHORT_INQUIRY
     },
     /* @@@ ここから追加 */
     { USB_VENDOR_IODATA, USB_PRODUCT_IODATA_CDRW, RID_WILDCARD,
       UMASS_PROTO_SCSI | UMASS_PROTO_CBI,
       IGNORE_RESIDUE
     },
     /* @@@ ここまで追加 */
     { VID_EOT, PID_EOT, RID_EOT, 0, 0 }
    
  ・/sys/dev/usb/usbdevs  #693行目付近
     /* I/O DATA products */
     product IODATA USBETT 0x0901 USB ETT
     product IODATA USBETTX 0x0904 USB ETTX
     product IODATA USBETTXS 0x0913 USB ETTX
     product IODATA USBRSAQ 0x0a03 USB serial adapter USB-RSAQ1
     /* @@@ ここから追加 */
     product IODATA USBCDRW 0x0201 USB CD-RW iU-CD
     /* @@@ ここまで追加 */
     /* Iomega products */


2)次のようにしてkernelをコンパイルします
    # cd /sys/dev/usb
    # make -f Makefile.usbdevs
    # cd /sys/i386/compile/XXXXX   (XXXXXはご自分のカーネル名)
    # make depend ; make ; make install
*)CD-ROMの認識時ちょっとエラーは出ますが、上記にて使えてます

CFの動作がおかしい場合(2003/3/30)

・CFの書き込みや読みだしの動作がおかしい場合、BIOS設定を下記のように変更してください。

・Standard CMOS Features -> IDE Secondary Master -> Access Modeを CHSに変更

*)CFの容量やコントローラによっては Autoでうまく動作しないようです。

LANが動作しない場合(2003/3/31)

・お使いのLANの機器やOSによっては、起動後LAN portが動作しない場合があります。

・これは、起動時に接続先のLAN機器が認識されない場合、LANを停止状態(down)にしてしまうためです。
 このような場合は明示的にLAN I/Fを起動(up) させてください(ifconfig rl0 up など)

Install tips #1(2003/4/13)

・お客様のY様より Install時の工夫について情報をいただきました。ありがとうございます。

情報と言うほどでもないのですがインストールで無理をしてみたので一応報告しておきます。

当方はUSBのCD-ROMが無いので、無理矢理ふたを開けた状態で2.5インチHDDと5インチCD-ROMドライブを接続し、電源もボードのコネクタから全て供給するよう分岐させた状態でwindows2000serverとRedHat8.0をインストールしました。

CPUの熱対策はブロックの上に使わなくなったsocket370のCPUクーラーの放熱フィンだけを置いて行いましたが、数時間程度であれば問題ありませんでした。電源アダプターも普通に使っている程度の暖かさでインストールが終わりましたので問題ないのだろうと思います。

また、面白い商品があればwebでの紹介をお願いします。

・弊店より差し上げた返事です。

Y様

こちらこそ情報ありがとうございます。

こちらの検証でも、蓋を開けた状態でまぁ大丈夫だろうというのはわかっていましたが、なにぶん公式には...

このような情報をいただけると助かります。

Install tips #2(2003/5/31)

・お客様より情報をいただきました。ありがとうございます(メールでいただいた文章を再構成してあります)

昨日買ったちびPCが完成したので報告します。
IBM純正のUSB接続CD−ROM (製品番号(P/N) 33L5151) で問題なくインストールできました。
HDDはIBM20GB、5400rpmで、OSはRedHatLinux9FTP版です。
キーボードはUSBハブ付の物を使いUSBマウスをハブを通して使いました。
あと、Xのドライバーは7,8と同じS3 Savage4を選択しました。

組み立ても隠しHPのおかげで思ったほど難しくなかったです。全部で2〜3時間ぐらいでできました。
いろいろありがとうございました。

DownLoad

ドライバ類のダウンロードエリアです。

・すべてのドライバ類ではありません(弊店で必要と思われる物のみ抜粋してあります)

カテゴリー ファイル名 登録日 備考
BIOS 3610r13.zip 2003/04/20 2003/04/07リリース版と同じです
BIOS UTY awdflash.zip 2003/04/20 2003/04/07リリース版と同じです
Chipset chipset.zip 2003/04/20 2003/04/07リリース版と同じです
Video video.zip 2003/04/20 2003/04/07リリース版と同じです
Audio audio.zip 2003/04/20 2003/04/07リリース版と同じです