このページは当研究所の本「TeX 同人使用栄養補助食品」をお買い上げ頂いた方のためのサポートページです.本書で紹介したプログラムのダウンロードや,説明不足であった箇所に対する補足,誤っていた点があればそれの訂正などを行います.
本書では本文に「みかちゃんフォント」を使用していましたが,このページに関してはフツーのフォントです.ご了承下さい.(え,こっちの方が読みやすいって?)
本書で紹介致しました「断ち切り枠の外側に通し番号でノンブルを振るためのプリアンブル追加内容」をダウンロードできます.これをプリアンブルに追加して頂くことで全てのページの断ち切り枠外に通し番号が振られるため,印刷屋さんに自信を持って「ノンブルは全てのページに付いてます!」と言える原稿を作成できます.
ダウンロードはこちらから…
ファイルに保存してもいいですし,表示させてコピー&TeX文書にペーストでもいいです.また,スタイルファイルとして独立させてもいいと思います.さて,上のものは本書にも書きました通り,表示位置・形式などを計算するためにどのクラスを利用する場合でも共通の記述内容のみを入力してあるファイルです.これをプリアンブルに追加し,さらにその後ろに実際にノンブルを表示させるためのページスタイルの再定義を記述してやります.
下のものは,上のものの内容とページスタイルの再定義までを含んだ完全版です.jsbookクラスをお使いであれば単純にこれを追加するだけで済みます.ただし,将来バージョンアップするとつかえなくなるかもしれませんのでもしそうなってしまったら,本書に従ってページスタイルの再定義の記述をやり直してください.(といっても本サイトが存在する限りは確認するようにしますけどね.)
トンボを表示するための追加内容 \documentclass[b5paper,10pt,fleqn]{jsbook} \documentclass[b5paper,10pt,fleqn,tombow]{jsbook} \documentclass[b5paper,10pt,fleqn,tombo]{jsbook} \documentclass[b5paper,10pt,fleqn,mentuke]{jbook} 変更前(\documentclass は LaTeX2e の最初のコマンド) []の中にカンマで区切って"tombow"を追加 "tombow"の代わりに"tombo"でも可 jbook(s無しクラス)では見えないトンボ"mentuke"でも可
最初の行に記したものが変更前だったとします.この \documentclass というコマンド行は通常,LaTeX2e で最初に記述するコマンドですからコメント行("%"で始まる行)を除いて必ず最初にあるはずです.旧版のLaTeX(2.09など)ではなく,LaTeX2e用の文書ファイルを扱っているのであれば,ホラ…見つけられますよね?
そして,もちろんこれは例ですので,変更前の記述がそっくりこの通りである必要はありません."[]"や"{}"の中身が違っていてももちろん問題ありません.といいつつ1つだけ問題がありまして,それは和文の文書クラスでなければいけないということです.欧文のクラス("{}"の中身が"book"や"report","article"などのもの)では使えませんので,もしも「欧文の同人誌を作ろう」などという場合には注意が必要です.(というか国外の印刷事情はわかりません ^^;)
2行目からは1行目にトンボをつけるためのオプションを追加した場合の例です.ノンブルはこのうちのどれでも出力されますが,トンボの付き方が若干異なります.断ち切り枠外に通し番号でノンブルを振るというこの方法は,C言語やTeX関係の本を書いていることでも有名な奥村さんが公開なさっている『日本語TeX情報』の中に用意されている掲示板で教えて頂いたものです.こちらの掲示板で断ち切り枠の外側にノンブルを振るにはどうすればいいかと伺ったところ,しっぽ愛好家さん(すばらしい名前だ ^^;)という方から教えて頂きました.どうもありがとうございました.
その後,じつは別のもう少し簡単な方法でもこの問題に対する回答が書かれていましたので,それを参考にするのもよいかもしれません.その他にもこの掲示板を含め,TeXに関する新鮮で有用な情報が満載ですので訪れてみてください.
文章ばっかりで殺風景な「TeX 同人誌用栄養補助食品」の本文に潤いを与えてくれた(?)挿絵,それに表紙写真をご紹介致します.
各項目で表示されているサムネールをクリックして頂くと大きく表示されます.
本書の写真には全て共通点があります.見ていただけばすぐおわかりになると思いますが,被写体がみな某塚製薬のバランス栄養食品「カ○リーメイト」(通称カ○メ)です.なぜかというと,本書のテーマ,すなわち本書が目指すものが「一般にあるTeX本では不足しがちな栄養(知識)を補うためのバランス栄養補助食品」だからです.しかし残念なことに諸般の事情により名称は一部伏せ字となっており,写真にも大事なところにモザイクが掛かっています.(オ
また,当研究所は「リッチ」がテーマです.わかりやすく言えば「必要以上なまでの栄養」.というわけでどの写真も単にカ○メなだけでなく,リッチに仕上げられています.
表紙の構図はどうしようかとしばらく悩んでいました.ある日買いだめし,場所が無いのでとりあえず積み重ねておいたカ○メと,崩壊前のニューヨーク貿易センタービルの画像を見て「そうだ,表紙の構図は聳え立つタワーにしよう.」ということになって,カ○メタワーとなりました.
当初はツインタワーにする予定だったのですが,本の表紙にするにはある程度横長の画像でないとふさわしくない…ということになって,近くに聳え立つ東京都庁第二本庁舎を見てこのようなトリプレット(3本)タワーにすることになりました.少し違うのは都庁のそれは三棟の高さが違い,階段状になっていますがこちらは同じ高さとします.え,一番右の棟が低いじゃないかって? それは本書が第0版ということで,未完成だからです.完成して第1版となると同じ高さになります.
しかしながらこのカ○メタワー,いささか殺風景に見えたので近くにいたケモノを置いてみることにしました….左の棟には地上と屋上からそれぞれ相手を見つめるペンギン.中央には互いに眼付け合うイヌとペンギン.右端にはその様子を傍観するペンギン….このケモノ達に関しては当研究所所長の個人的な趣味であり,特に深い意味はありません.
ところで…当研究所の本の表紙はオラ○リー本のパクリだと言われていますが,本書にもやはりその疑惑が掛けられています.本書の紹介ページを見たという方から
「線画イラストのオーソドックスなシリーズを避けてごまかしたつもりだろうが,それJavaシリーズのやつのパクリじゃねーか! 」というメールを頂きました.(一部脚色) 「さーて,何のことでしょうか?┐(~ー~)┌ 」 と返事をすると今度は
「Javaシリーズの本は油絵のような絵柄になっているが,おまえのところもそれとそっくりじゃねーか.これはどう説明するつもりだ!」ギクッ!いゃっ,決してそんなことは….だとしたらそれは何かの偶然でしょう.そういうことにしておいてください.A(~o~;
ロケ地: 所員が勤務する会社内の一角
まさにこんなシチュエーションを再現してみました.ナプキンをほどき,ちゃんと自分の名前が書いてある水筒を横に置き,らんちぼっくすのフタを開けてみると…なんと! そこには箱から取り出して詰め込んだだけのカ○メ(チーズ味)が…,しかもすき間なくビッシリと48本も….(上げ底などではなく本当に48本入っています.それがわかりにくくて残念なかぎり….それにしてもピッタリなランチボックスでしょ?)
秋の遠足.みんなでなかよくピクニック! せんせい 「みんな〜,ここまでよく頑張って歩いたわね.そろそろお昼にしましょう.」 ミカン君 「わ〜ぃ!おべんとおべんとうれしぃな〜♪ きょうはなにかなぁ(^^)」
パカッ★
「………」
ちなみに撮影後,このカ○メはもちろん捨てずに食べましたよ.
お母さん 「このカ○メは第2章以降の栄養そのもの.これを全部食べて逞しく生きるのよ!」
ロケ地: 松浦リッチ研究所の庭先
これは奥付けの手前の1ページに貼り付けたものです.ここに写真を貼り付けようと思った当初の理由は紙面が1ページ余ってしまったからというものでした.しかしせっかく貼るんだからそれなりの意味をもたせなければと考え,ここまでで得られた知識の積み上げ,また撮影用に今まで食い貯めてきたカ○メの積み重ねというそのまんまな意味を込め,素直に手持ちの全てのカ○メの箱を積み重ねてみました.97箱(本数にして388本,カロリーにして38.8メガカロリー)でしたが,この数値に深い意味はありません.
それにしてももう少しで天井に届きそうな程ですが,さすがに単純に重ねていっただけでは50箱くらいが限界でした.それ以上積もうとすると傾いてタワーは崩壊します.(^^; そこでノリ付けして簡単には壊れないように補強しましたが,今度は崩壊はしないものの支えがないとやはり横転してしまいました.というわけでこの写真はノリ付け+後ろの壁で支えながらやっとの思いで撮影しました.殺風景だからケモノを置いてみようなどと言っている余裕などもうありませんでした.近くには新宿の超高層ビル街がありますが,撮影後はそれらを建てた人たちを妙に感心するようになってしまいました.
ロケ地: 所員が勤務する会社内の一角